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【奨学金問題について】アメリカと日本の奨学金のシステムを比較してみました【考えてみましょう】

日本でも度々社会問題として論じられることが多い、奨学金について今回はお話ししたいと思います。    

 

社会問題に対して常に考え、自分なりの意見を持っておくようにすると、英検1級の英作文がもっと書きやすくなります。    

 

この記事を読んで色々考えて、ご自分の意見を持っていただけるととても嬉しいです。  

 

注意ポイント

この記事は、客観的なデータやニュース記事をみた上で抱いた個人的な感想を述べただけのものであり、特定の個人や団体を糾弾する意図で書かれたものではないことを踏まえた上で読んでいただけると幸いでございます。

 

近年、奨学金を借りて大学にいく大学生の多くが返済に負われています

日本でもよく社会問題として奨学金の返済に追われている大学生の方が話題に上がり、問題になっていますよね。

 

現在、日本ではおよそ二人に一人の学生が奨学金を借りていると言われています。

 

「大学学部生」における受給率は51.3%(前回比1.2ポイント減)、「短期大学生」は52.9%(同0.5ポイント減)、「大学院修士課程」は55.4%(同5.1ポイント減)、「大学院博士課程」は62.7%(同3.5ポイント減)、「大学院専門職学位課程」は51.8%(同8.9ポイント減)となった。 出典:マイナビニュース 奨学金、大学生の5割が受給 - 親の年収が1,000万円以上の受給学生は11%

  奨学金をもらわないと大学に行けない方が増えていることは、真剣に考えなければいけない問題だと思います。

 

それだけ日本全体で貧富の差が広がっていて、また家庭間の収入格差が広がっているということです。

 

日本の大学生の親の平均年収はおよそ800万円と言われています。ある程度収入がある家庭でないとお子さんを大学に奨学金を借りさせずに大学に行かせるのが難しいという現実があるのかもしれません。

 

ある程度収入がある家庭でないと、大学に行くという選択肢が得られない社会に対して疑問を抱いています。

 

たまに、奨学金の支払いに追われている学生のことがニュース記事に上がっていると、借りたんだからきちんと払え、自己責任だと追い詰めるようなコメントが目に留まります。

 

あくまで個人的な意見ですが、そういった方に対してもうちょっと優しい言葉をかけることは出来ないのかな?と少し残念に思います。

 

また、奨学金を借りざるを得ない方達が、本当に借りることでそれ以上のメリットを得られるのか?ということを借りる前に考えるように勧めるべきだと思っています。

 

家庭環境を冷静に分析して深く考えてから、計画を立ててから奨学金を借りられるようにもう少しサポートがあってもいいと思うんですよね。

今振り返れば、奨学金の返済猶予を申請することもできたが、当時はそういう発想もなく、情報を探そうとも考えていなかった。勉強ができたから大学を目指したけど、お金や社会の仕組みに関する知識が乏しかったし、借りた金を返せなくなるなんて想像もしていなかった。大学に行ったメリットより、デメリットの方が大きくなってしまった。自分のような人間をこれ以上出してほしくない 出典:Business Insider返済総額1100万円。奨学金延滞で自己破産の27歳「大学に行ったことを後悔」

 

奨学金は借りたお金なので返済義務があるのは当たり前ですが、奨学金を借りて日々返済におわれている方に対して自己責任って言って切り捨てるような社会に希望を抱く人は少ないと思っています。  

 

綺麗事だけでは世の中成り立たないのはわかりますが、自己責任って切り捨てるのではなく、もう少し人の痛みに寄り添える社会になって欲しいです。

 

アメリカと日本の奨学金の問題について

 アメリカで奨学金を借りている人の割合

アメリカでは、およそ70パーセントの生徒が、なんらかの形で奨学金を借りています。 

 

日本の奨学金と違い、奨学金には様々な種類があり給付型のものと学費ローンとして借りるものがあります。

 

また、私立大学に通う大学生に関していえばおよそ8割以上が奨学金を一部なり全額なり借りていることになります。

 

アメリカの学生は奨学金を借りるのがほぼ当たり前のような状況ですが、支払いが出来ない生徒が続出しており社会問題になっています。

 

アメリカの奨学金の金額は、日本よりも高く場合が多く特に私立名門の大学はなんと数千万以上!の金額がかかるので、もともと実家が裕福ななんらかの支援がないと大学に通うことができない方が多いのが現状です。

 

ハーバード大学に通う学生の親の年収の中央値は2000万と言われており、裕福でなおかつ優秀でないと入学することが出来ないのが現実です。(ホームレスからハーバードに入った女性が話題になっていましたが、実家が裕福な学生の割合が多いです)

 

また年間の学費はおよそ500万ほどで、卒業するまでに3000万ほどかかる計算になります。

 

ハーバード大学って優秀なだけじゃなくて、ある程度学費を払う経済力がないといけないのを知ってイメージが変わったかな...

 


アメリカの名門大学では、親の年収が2,000万円前後となるケースが多い。ニューヨーク・タイムズによると、ハーバード大では年収の中央値が16万8,800ドル(約1,770万円)、ブラウン大学は20万4,200ドル(約2,140万円)に上るという。

出典:東京カレンダー ハーバード学生のわずか半分!日本の私立大学に通う学生の「親の年収」平均いくら?

アメリカと日本の奨学金の違いについて

また、日本では奨学金はほぼ貸与型(返済義務があるローン)ですが、   アメリカの奨学金は返済不要のものが多いです。

 

一般的にアメリカでscholarshipやgrantと言われるものは返済不要のものを表していて、返済義務があるものはwork studyやlow-interest loan,student loanと言われています。

 

従って、英語で日本の奨学金制度について書くときは、scholarshipを使わず、student loanと書いた方が無難でしょう。(一般的に日本の奨学金は貸与型が多いので、返済不要の奨学金を表すscholarshipを使うと誤解されてしまう可能性が高いです)

 

奨学金の種類 概要
scholarship(スカラーシップ)いわゆる奨学金

個々の経済状況に応じて支払われるニードベースと、能力に応じて支払われるメリットベースのものがある

留学生も対象になる唯一の奨学金

grant 補助金
loan 連邦政府や州政府が提供している学費ローン。返済が必要。
work study  連邦政府が提供しており、アルバイトをしながら返済する学費ローン。

 

アメリカではスカラーシップはニードベース"need-based aid"とメリットベース"merit-based aid"と呼ばれるものがあります。  

 

  1. ニードベース(必要に応じて支払われるもの)
  2. メリットベース(大学が、生徒個人の能力に応じて支払う奨学金のこと)

  ニードベースの奨学金は、個人個人の家庭環境に応じて決まった金額が支払われます。

 

  メリットベースの奨学金の金額は、フルスカラーシップといって全額免除になるものから、奨学金の一部を支払ってもらえるものまでいくつかありますが基本的に生徒個人の学力に応じて支払われます。

 

  金額は一人一人異なりますし、国籍やビザがあるかどうかは関係がないので留学生もメリットベースの奨学金をもらうチャンスがあります。  

 

勿論返済不要の奨学金を受けるには、Dean's listに乗るぐらいの成績(GPA3.5以上)を取るぐらい優秀でなければいけません。

Dean's Listって?
Deanとは大学学部長のことで
直訳すれば学部長名簿となります。
大学ごとに決められた基準を満たすと
この名簿に優秀生として名前が残されます。

出典:アメリカでライス大盛り~英語ができない日本人のテキサス留学記~

 

  オールAをとると4.0になります。3.5以上取るのには、ほぼAを取らないといけないので、相当難しいのが分かるでしょう。

 

  日本の方がアメリカの大学に入学する場合も、受給するチャンスがあります(勿論それ相応の能力がなければ奨学金はおりませんが)  

 

データ出典:文部科学省 7.日本とアメリカにおける学生納付金及び奨学金等

データ出典:Business Insiderアメリカの"学生ローン危機"がいかに深刻かが分かる、驚くべき10の事実

まとめ

 

今回は、アメリカと日本の奨学金制度の違いについてまとめてみました。

 

奨学金や貧困問題に関して英語で説明する問題が出た時に参考になると思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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